意味がわからない・・・・!ユニークな歌詞のプレイリスト|TRACK SOUP PLAYLIST
見出し画像

意味がわからない・・・・!ユニークな歌詞のプレイリスト|TRACK SOUP PLAYLIST


歌詞が持つ意味やメッセージによって人を勇気づけ、愛される音楽がある。その一方で、意味がさっぱりわからないユニークな歌詞で、人の好奇心をくすぐり、魂を震わせる音楽も、この世には存在する。

ユニークな歌詞といえば、例えば数年前に流行した、ピコ太郎の「PPAP」の『ペンパイナッポーアッポーペン』のように、珍奇な語感が面白いものを、まず思いつくが、それだけではない。ミニマルでタイトな言語表現がオシャレなもの、不可解なのにどことなく&なんとなく、エロティックな何かを連想させるもの、あるいは宇宙の神秘を感じるような架空言語を創作しているもの、などなど、創意工夫された、多種多様な表現があるのだ。

そういったユニークな歌詞の音楽には、誰もが共感するメッセージや、具体的な情景はドドーンと出て来ない。だからこそ、わたしたちは自由に想像や妄想を広げることができるし、その意味のわからなさに困惑しながらも、意味や意義を忘れて、その奇妙な語感そのものを愉しむのも、また乙なのである。

ということで、今週のTRACK SOUP PLAYLISTは、不思議でユニークな歌詞を持つ曲を集めたプレイリスト。めくるめく謎リリックの世界を味わっていきましょう!(リモートワークやエクササイズのお供にもどうぞ。)

▼ Spotify

*Apple Musicはこちら、もしくはページ最下部へ。

▼ PLAYLIST+LINER NOTES

1) 恋のメガラバ / コロナナモレモモ
マキシマム・ザ・ホルモンの2号店として活動するコロナナモレモモ 。獰猛なビートとメロディアスな心地よさの応酬に心を奪われるが、何を言っているのだろうと歌詞を読んでみるとまったく意味不明。一説では、タモリ倶楽部の「空耳アワー」のように、英語の歌詞を音が近い日本語に置き換えて(=その結果ヘンテコな言葉の羅列となる )作詞、歌唱されているのではないか、と言われている。
2) Gum / Cornelius
研ぎ澄まされたミニマルな表現が際立つ、ハイセンスかつ技巧的な作品である。シンプルなことばが、やまびこのように連なり、ビジュアルイメージがサブリミナル的に立ち上がっていく。人力でパフォーマンスができるのは凄いし、ライブで上映されている映像もかっこいい。
3) ぶーしゃかLOOP / 岡村靖幸
支離滅裂だけれど知るひとぞ知る重要な何かを意味してたり、引用しているのかもしれない・・そんなことを匂わせる奇天烈なリリックに、ファンキーなビート。どうしてこんなにも人をとりこにする力があるのだろう。永遠に見ていられそうな、TikTok的愉楽に満ちた作品。
4) フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ/ P-MODEL(平沢進+会人)
「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ・・」という、呼吸の荒い犬のようなボーカルが印象的なトラック。上記ビデオ、2019年のフジロック、レッドマーキーステージ、満員のオーディエンスの興奮をぜひご覧いただきたい。

5) ノイ ノイ ノイ / 電気グルーヴ
創作された架空の土地「ゴワザーム地方」の民謡。架空の言語「ゴワザーム語」で歌われている。作詞はピエール瀧である。

6)ちょ / B-DASH
英語で歌われたメロコアのように聴こえるが、実際の歌詞はまったくもって意味をなさない音の連なりである。バンドは自らの歌詞のことを「適当アドリブめちゃくちゃ語」と称していた。

7)モスラの歌 / 矢野顕子
映画「モスラ」の劇中歌を矢野顕子がカバーした。オリジナルは、ザ・ピーナッツ。歌詞の起源には諸説あるようだが、新潟大学のウェブサイトにある記事によると、インドネシア語がこの歌詞の元となっているらしい。矢野顕子の特徴ある歌唱が、奇奇怪怪な歌詞を増強する。
8)Yamamoto kakapote / Yamasuki Singers
1971年、フランス人のユニットYamasuki Singersによって制作されたアルバムからの一曲。実際はフランス語でも日本語でもないデタラメ語なのだけど、絶妙に日本語の特徴を捉えている詞が、日本語ネイティブスピーカーからすると実に珍妙。だがしかし、決して嫌な気持ちにならない、むしろ好きになってしまう何かがある。

9)じんじろげ / KERA
1961年にリリースされた昭和の大ヒット曲。オリジナル版の歌唱は森山加代子。妖艶な雰囲気が漂うミステリアスな歌詞が特徴だ。「世界の民謡・童謡」というサイトの大変詳しい情報によると、この曲の歌詞はインド民謡や大正時代の民謡など複数の由来を持っているらしい。

10)東京節 / なぎらけんいち
およそ100年前、大正時代の流行歌。ザ・ドリフターズなど、多くのアーティストがカバーしてきた。本曲はなぎらけんいちカバーver。「パイノパイノパイ」というワードには、全身の力が抜けさせる作用がある。

11)ちゃみ ちゃみ ちゃーみん / きゃりーぱみゅぱみゅ
きゃりーぱみゅぱみゅ、というアーティスト名からも伝わるシュールで独自な世界観は歌詞にも徹底されている。フックになる部分の言葉の音を抽出⇒平仮名化、意味を曖昧にして語感を楽しませる、という技法を使うことが多いようだ。

12)シャクシャイン/ 水曜日のカンパネラ
曲の冒頭で北海道の地名をたたみかける。北海道の地名の多くは、先住民であるアイヌ民族のアイヌ語が基になっているため、北海道の土地に馴染みがない人には特に不思議な音のつらなりに聞こえるだろう。曲名「シャクシャイン」はアイヌ民族の首長の名前。

13)Beyond the Century / Adiemus, 他
2000年頃に放送されたNHKの大型ドキュメンタリーシリーズ『世紀を越えて』のテーマソング。壮大なスケールとロマンを感じさせる神秘的なトラックとともに、歌われる言葉は、さぞかし崇高なメッセージが込められた歌詞なのかと思いきや、全く意味は無い音の羅列とのこと。

▼Apple Music

以上、今週のTRACK SOUP PLAYLIST 「摩訶不思議で解読が困難。ユニークな歌詞のPLAYLIST」でした。

***
TRACK SOUP PLAYLISTは、毎週木曜に楽しいプレイリストを更新中。
フォローしてもらえたら嬉しいです!

この記事が参加している募集

私の勝負曲

ありがとうございます!
世界の市場で仕入れた、素晴らしい&珍しい食材で極上のスープを作るように(?)、音楽サブスクリプションの膨大なリストから、古今東西有名無名、素敵で面白い音楽を見つけ出し、とっておきのプレイリストを作ります〜🍜✨🕺