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甘く、切なく、美しく、尊く、セクシーな果実。 「いちご」をモチーフにしたポップソングの数々を聴いてみる。


美しさとグロテクスさを兼ね揃えた真っ赤なビジュアル。芳しい甘い香り。頬張ると口いっぱいに広がる爽やかな酸味。果肉のボリューム感とみずみずしい果汁は、どこかエロティック。私たちが、いちごに心惹かれる理由はいくつもある。

音楽の世界、とりわけ日本の歌謡曲やポップスにおいても、「いちご」は、たびたびモチーフとなり様々な歌手によって歌われてきた。ある人は、いちごの爽やかな酸味を恋心に喩え、またある人は、傷みかけのいちごの甘い香りにロマンを感じたり。イチゴを軸に様々なアーティストの曲を聴いていくと、その豊かな感受性と音楽性に心躍ります。

本プレイリストでは、新進気鋭のSSWの新曲から、大御所の隠れた名曲、もっと知られてほしいオルタナティブロック、インディーフォーク、昭和のアイドル歌謡曲など、いちごに関連した楽曲を幅広くセレクトしました。計11曲42分、魅力あふれる「いちごのアンソロジー」を、どうぞお楽しみください。

🍓🍓TRACK LIST🍓🍓

01. Strawberry Sex / 平井堅
軽快&朗らかに、恋の歓び、幸せの絶頂感を歌い上げたポップチューン。平井堅のよさが全て詰まっている。ロイヤルホストの苺のミルフィーユパフェみたいに楽しい。

02.いちご畑でつかまえて / 松田聖子
作曲は大瀧詠一、作詞は松本隆による1981年の作品。聖子のぶりっ子唱法と大瀧詠一によるグルーヴィなトラックの組合せが最高のファンタジー・ラブソング。

03. Strawberry Shortcakes / フジファブリック
フジファブリックの名盤『Teenager』(2008)からの一曲。歌詞を耳で追うと、詩的な短編映画を見ているかのごとく、情景が瞼に浮かぶ。

04. 夜間飛行 / にしな
飴を舐めている時、途中から噛み砕いてしまうのは何故だろう。
Spotifyが2021年に注目する次世代アーティスト"Early Noise"として選出された新進気鋭のシンガーソングライターによる鋭い一曲。

05. ストロベリー / YUKI
自分が自分であることに満足し、価値ある存在だと思えるようになれたという実感と喜びが歌われる。白かったイチゴが成熟してだんだん赤く色づき、キラキラと光沢感を増していく姿を想起する。YUKIの隠れ名盤の中の、隠れ名曲。

06. 野イチゴ / 井上陽水
手塩にかけて栽培され、高値で取引され、高級百貨店のデパ地下に並ぶイチゴがある一方で、今日も世界のどこかで、誰にも期待もされず、注目も浴びずとも、しっかりと生きている野いちごがあることを、忘れずに生きていきたいものです。

07. イチゴの誘惑 / 竹内まりや
THIS IS MARIYA TAKEUCHI、マリヤ度1000000パーセントなラブソング。作詞は松本隆で、リリースは1981年と、松田聖子の「いちご畑でつかまえて」と共通点がある。

08. いちご讃歌 / 岩崎ひろみ
作詞は阿久悠、作曲は三木たかし。昭和を代表するヒットソングメイカーコンビによって制作された70年代のアイドルソング。

09. 魔女旅に出る / SPITZ
「ほら、苺の味に似てるよ」という歌詞で始まる、旅立つ人を応援するような歌。今をときめく、棋士の藤井聡太のフェイバリットソングでもあるらしい

10. trip -うちへ帰ろう- / 阿部芙蓉美
「少しだけ傷んだ いちごみたいに あなたの痛みが香るよ  Sweet Night」という歌詞にドキリとする。お肉も果物も人間も、魅力を図る尺度は鮮度だけではない。

11. いちご / 木村カエラ
2019年にリリースされたアルバム「いちご」の中の一曲。命、人生、時間、未来など、大切にしたい諸々を「いちご」に喩え、「最後の一つまで残さず食べよう」と、優しく歌いかける。

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TRACK SOUPは毎週木曜日ごとに、ひとつのテーマで、音楽をセレクト。いろいろな音楽をお届けします!

ありがとうございます!
世界の市場で仕入れた、素晴らしい&珍しい食材で極上のスープを作るように(?)、音楽サブスクリプションの膨大なリストから、古今東西有名無名、素敵で面白い音楽を見つけ出し、とっておきのプレイリストを作ります〜🍜✨🕺